こんにちは。狸温の旅日記の管理人の狸温でございます。狸温の旅日記は狸温が旅した地域や面白かったことなどをご紹介するサイトです。
皆様の旅の計画に少しでも参考になると嬉しいです。
今はチュニジア旅行についてご紹介しています。前回はエルジェム円形競技場跡に行きました。
今回は、ケロアン旧市街(メディナ)とドゥッガ遺跡を見学しています。その時の体験談をお話しします。
壮麗なモスクがあるケロアン旧市街(メディナ)を見学しました
先ずはケロアン旧市街の観光からです。旧市街のことをメディナと言います。
ケロアン旧市街は、670年にウマイヤ朝の総督ウクバ・イブン・ナーフィに創設された都市です。静謐な感じがしますね。
ケロアンのグランドモスクは北アフリカ最古のモスクです。
グランドモスクに入るには、女性は、頭にスカーフを巻く必要があります。この旅行のために、狸温はインターネット販売で600円くらいの薄いスカーフを手に入れていました。
この時のスカーフはエジプト旅行にも持って行きました。グランドモスクはチュニジアで二番目に大きなモスクです。
とても綺麗なモスクでした。
そして、グランドモスクに隣接する厳かなシディ・サハブ霊廟にも行きました。
シディは聖、サハブは友人という意味で、予言者ムハンマドの友人を埋葬しているところです。
歴史あるモスクや霊廟があるメディナなので、本当に静謐な感じの街でした。
ケロアン伝統料理はイノシシ肉の料理です
お昼ご飯にはケロアンの地域の伝統料理であるイノシシの料理が出ました。
イスラム教の国なのにイノシシは食べるの?と疑問でした。
もしかしたら、イノシシは豚とは違うという考え方なのかと思いました。
狸温から見ると同じようなものですが、そもそも、豚はイノシシを改良した物ではなかったのではないかな。
そこで、現地ガイドさんに尋ねてみたら、現地の人はイノシシは食べないとのことです。
ガイドさんは「イノシシは豚だよ」と笑っていました。なんでも、観光客のために古来からのケロアンの伝統料理を復活させて提供しているそうです。
ランチでは、別料金で、チュニジアビールやチュニジアワインが頼めるのですが、これも、現地の人は飲まないけれど、海外からの観光客用に作っているのだとか。
観光立国化というのは大変な努力がいるものなんだなあと感心しました。お肉大きかったので、大食漢の方でも大丈夫です。
美味しかったわん
素晴らしいローマ遺跡!!世界遺産ドゥッガ遺跡を見学しました
次は、チュニジア最大のローマ遺跡のドゥッガ遺跡の見学です。
紀元前にローマの支配下にあった都市です。7世紀頃にイスラム教徒に破壊されたらしいですが、街の面影に浸れるほど、建物が残っています。
そして、世界のローマ遺跡の中でも保存状態いいと言われています。ローマ遺跡が大好きな人は見る価値あります。
現在残っているのは、ほとんどがローマ遺跡ですが、もともとは、ベルベル人が建国したヌミディアの要塞都市でした。ヌミディアはカルタゴの影響を受けながら、反映していた国です。
半円形劇場の舞台です。
写真では分かりづらいかもしれませんが、舞台だと容易に想像できるくらい見事に残っています。
ここで、ローマ時代の人たちは演劇を楽しんだのかな。
競技場に形は似ていますが、演劇、パントマイムや演説などを行うため、音響には気を遣って建設されています。
ローマ時代の演劇ってどんな感じだったんだろう。
狸温は観劇が大好きなので、ローマ時代にここの住人だったら、節約生活をしても観劇はしたと思います。それこそ、「今度の演目何かしら。」と楽しみにしていたと思います。
ローマ時代の半円形劇場と言えばトルコのエフェソス遺跡を思い出します。
エフェソス遺跡も保存状態が良くて、「凄い」と思いましたが、このドゥッガ遺跡の半円形劇場も負けていません。
本当に、素晴らしい状態です。
丘の上にあるせいか、見晴らしも素晴らしかったです。
素敵な演劇を見た後、外に出ると、眺めが良いなんて最高です。古代のローマ時代にタイムトリップできます。
凄いな。古代の街の様子が忍ばれます。
ところで、狸温たちはとても運が良く、この見学中は晴れていました
しかし、この後、土砂降りになりました。土砂降りの中、バスでホテルに戻ることになりました。(訂正:この後シティブサイドに行きます。)
この後に行ったシディブサイトについては、https://tanukion-traveloge.com/tanukion-and-inesan-go-to-sidi-bou-site/を読んでくださいね。
今回はここまでですが、まだまだ、チュニジアの旅は続きます。ここまで、お読みくださってありがとうございました。
次回は、ケルクアン遺跡に訪れた時のお話です。
それでは~また。
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