こんにちは。狸温の旅日記の管理人である狸温でございます。
狸温の旅日記は、狸温が旅した場所や面白エピソードなどをご紹介するサイトです。
皆様の旅のご参考になれば嬉しいです。
今は、狸温が夫のいねさんと一緒に某旅行会社主催のエジプトのナイル川クルーズ船で巡る旅ツアーに参加した時のお話をしています。
前回は王家の谷とハトシェプスト女王葬祭を見学しました。
今回のお話はエドフという街でホルス神殿とコムオンボ神殿を観光した時のことです。
エドフ観光に行きました
馬車に乗ってホルス神殿まで行く
エドフでクルーズ船を降りて、ホルス神殿までは馬車で行きました。
私たち夫婦ともう一方のちょっとご年配のご夫婦の4人が同じ馬車でした。
馭者さんの隣にひとり乗れるというので、夫のいねさんに「乗るよう」に勧めました。(相乗りのご夫婦はお断りになりました)でも。。。
いねさん馭者さんの隣に乗れば~
狸温が乗りなさい
と言うことで、私が馭者さんの隣に座らせて貰いました。迫力満点でした。
狸温は馬車が大好きです。
ホルス神殿
ホルス神は、古代エジプトの天空の神さまなので、頭がハヤブサになっています。
王者のシンボルで、エジプトの古代の王様は、ホルス神の生まれ変わりなのだとか。
エドフのホルス神殿は、プトレマイオス王朝時代に建立されたものです。
~ラー神とホルス神~
エジプトの石屋さんで、このホルス神を購入しました。
本当は、エジプトの最高神であるラー神の像を購入したつもりだったんですが、添乗員さんに見せたら、「ホルス神を買ったのね」と言われました。
ラー神もホルス神もどちらもハヤブサの姿をしているので、狸温は勘違いしてしまいました。ラー神は太陽を頭に乗せています。
このホルス神は今では大のお気に入りです。
ホルス神とはエジプトのハヤブサの姿をした神様で最高神ラーの息子です。
ホルス神殿はプトレマイオス王朝時代に出来た神殿です。
一時期、この神殿はコプト教徒(キリスト教の一派)の教会として利用されていたとかで、教会もありました。
そして、その当時に壁面のレリーフの多くが破壊されてしまったのだとか。もったいないなあ
ところで、ホルス神は可愛いですね。すっかり、ホルス神のファンです。
大工さんとヒエログリフ
私たちのツアーには、日本人の添乗員さんとエジプト人で日本語が堪能な現地ガイドさんが同行してくれていました。
壁に描かれたヒエログリフを見学しながら、人の顔みたいな文字もあるんだなと思っていたら、現地ガイドさんが衝撃的な説明をしてくれました。
偽のヒエログリフの文字も刻まれている
狸温が人の顔みたいだなと思った文字も偽物でした。知らなかった。
ホルス神殿のヒエログリフはエジプトや王家の祈りの言葉を彫ったものです。
古代の大工さんたちが一文字一文字、ホルス神殿にヒエログリフの文字を刻んでいきました。
ヒエログリフの文字を刻む作業は、長い時間がかかりました。
偽物のヒエログリフの文字は、大工さんたちが長い建築作業で家にも帰れず、気を紛らわすため子供の顔やよく見る動物や道具なんかを彫ったんじゃないかと言われているようです。
面白いですよね。
長い間、家に帰れずヒエログリフを彫っていたので、ちょっといたずらな絵文字も彫ってしまっていたなんて。大工さんも必死に長期間の作業に耐えていたのがうかがえます。
なお、ヒエログリフとは古代エジプトの象形文字のことです。
もちろん、にせのヒエログリフを彫ったなんてばれたら、おそらく厳重処罰ものの行為らしいです。当たり前かもしれませんね。貴人の威信に罹る建物にいたずら書きをしたようなものですから。
しかし、当時の貴人はギリシャ語しか分からず、ヒエログリフは読めないことから、大工さんの偽のヒエログリフの文字がばれることはなかったそうです。
コム・オンボ神殿
次の観光地は、コム・オンボ神殿です。これまた、プトレマイオス王朝時代に出来た神殿です。二重構造の珍しい造りをしているそうです。
ちなみにワニの神さまセベク神が祭られています。
オム・コンボ神殿のヒエログリフも綺麗に残っていました。
狸温も古代の貴人と同様にヒエログリフの文字は読めません。
クロコダイル博物館
コムオンボ神殿の隣に、クロコダイル博物館がありました。
そこで、エジプトのナイル川のワニに会えました。ナイルワニだ。ナイル川の川底から発掘されたワニのミイラです。写真を撮ってないので、その時に購入したクロコダイル博物館のカタログの写真をアップします。
クルーズ船に戻る
観光が終わったら、クルーズ船に戻りました。ほとんど、ナイル川を漂っているツアーです。ホテルに泊まりながら、いるの間にかに目的地に到着。
凄く快適~。
アガサ・クリスティの「ナイル川殺人事件(ナイルに死す)」を読んで、ナイル川クルーズに憧れていた時もありました。
ナイル川近辺の遺跡などのもようも描かれています。もちろん、ポアロのような名探偵が一緒にいても殺人事件は困りますけどね。
アガサ・クリスティとか、昔のイギリスの小説を読むと、配当金で暮らしている人多いですよね。
狸温は子供の頃から、配当金貰いながら旅行に行く生活に憧れていました。なかなか、実現は難しいですよね。
「ナイル川殺人事件」は今でもよく読み返しています。
今回はここまでとなります。お読みくださってありがとうございました。
次回は、ラムセス2世が建設したアブシンベル大神殿の旅をお話しします。アブシンベル大神殿も見事な遺跡です。
ご訪問していただけたら嬉しいです。
それでは~また。
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