初めまして。。旅行愛好家の狸温と申します。
このブログの管理人です。若い頃から、旅行、歴史&読書が大好きで、今でも、すぐにそわそわ。。行きたい!!!になります。
そんな狸温が旅した土地のご紹介サイトです。ぜひ、皆様の旅の参考になれば嬉しいです。
今回ご紹介するのは、グラナダ、セビリア及びマラガです。狸温の初の海外ひとり旅です。
1回目の話としては、旅の準備とグラナダ到着までを書きたいと思います。
狸温でございます。
何故、スペインに行きたかったのか
狸温がひとり旅してまで、行きたかった場所はアルハンブラ宮殿です。
英国人のアービィングが書いたアルハンブラ物語を読んで、お城好きの狸温にとっては、いつか絶対行きたい場所になりました。
今のアルハンブラ宮殿は綺麗に観光地化されていますが、アービィングが住んでいた時は、廃屋の城という感じだったとか。
廃屋でもお城に住むのは憧れます。その当時も見たかったです。
お城に泊まってみたいな
ひとり旅を選んだ理由
2011年1月14日の朝、成田空港からエアフランスで、パリ経由でスペインのマラガに到着しました。ひとり旅の始まりです。
長年の親友の千狐(仮称)と一緒に「アルハンブラ宮殿を観に行こう」と話していたのですが、彼女の父の体調不良もあって、何年も延期状態でした。
ごめんね。しばらく旅行は無理
仕方ないよね
それでも、この頃の狸温はアルハンブラ宮殿熱?が凄くて、ほかの人を誘って行けないかと考えていました。
そうなると、候補は狸温の夫のいねさんです。
だけど、夫のいぬさんも忙しくて、一緒に行くのは無理とのことでした。
当時の狸温は臆病者でもあり、海外にひとり旅するなんて考えられませんでした。
だって、海外ひとり旅なんて猛者のすることじゃないですか
グラナダ方面に行く団体ツアーに参加することも考えました。当時の同僚の女の子が、バルセロナの建築が観たくて、団体ツアーに一人参加したということを話していたのです。
ところで、狸温はよく旅行中に知らない人とも談笑しているので、社交的と思われることもあるのですが、実は、そばに夫や友達がいるからできることです。
ひとりの時は、たまたま偶然一緒になった人に何か話した方がいいのか、それとも黙っていた方がいいのか意識しすぎて疲れてしまいます。
それなので、狸温の団体ツアーにひとりで参加というのは、全くのひとり旅よりハードルが高いのです。
結局、いねさんの「ひとりで、行けばいいよ。国内でひとり旅慣れているでしょう。」の声に押されました。
この頃の狸温は京都にはまっていて、よくひとりで京都に行っていたのです。
また、スペイン語の勉強もしており、少しだけ話せたので、移動もさほどは困らないかもと甘い期待をしていました。
結構、失敗ばかりで、なんとかなったとは言い難いのですが、今となっては良い経験です。
ひとりでも大丈夫でしょう。
40歳の女子!?スペインの一人旅決定です。
旅の準備の始まり
最初に決めたのは、行程と日程です。
行き先は、スペインの中でも、ずっと行きたかったアルハンブラ宮殿のあるグラナダです。
それから、セビリアにも行くことにしました。
青池保子先生の漫画「アルカサル」を読んでから、いつか行きたいと思っていたのです。
会社を休む関係もあり、日程が4泊6日とヨーロッパに行くには比較的短めです。
行き先はグラナダとセビリアの2カ所に決めました。
行き先を決めた後は、インターネットやガイドブックなどを使って、ひとり旅をするプランを練っていました。
特にインターネットで探していると、路線バスの時刻表や乗り場がどこにあるかという詳しい説明があるブログもなどが見つかり、プリントアウトしました。
当時の狸温はガラゲーしか持っていなかったので、旅行先で手軽にインターネット検索なんて無理でした。
一応、インターネットカフェが多かったので、その場所もチェックしましたが、インターネットカフェ探しをしていたら、その方が迷子になりそうな気がします。
使わないかもしれないけれど、「いいな」と思った情報はプリントアウトして持参することにしました。
実際に、マラガのバスステーション乗り場は、プリントアウトした地図のおかげで迷わず行けました。
そして、「地球の歩き方」と「るるぶ」、いわゆるガイドブックも買いました。
ガイドブックにはかなり助けられました。いまでも、ガイドブックの大ファンです。
航空券はマイルを貯めることも考慮した
次に決めたのは利用する飛行機とホテルです。
私は、普段からJALのマイルを貯めていました
それもあって、JALのマイルを貯めやすい飛行機にしようと思っていました。
調べたところ、JALと同じワン・ワールドの一員であるエア・フランスで、パリを経由してスペイン南部のマラガに行くことが分かりました。
マラガから、高速バスか列車でグラナダとセビリアに行けることも分かりました。運賃も早割で取れたので、思っていたより安かったです。
それと、「ワインのプレゼント」のキャンペーン中で、旅行後、エア・フランスからワインが送られてきました。
ホテルはユースホステルも利用する
次にホテルの選択です。グラナダのホテルはガイドブックに載っていた当時4000円くらいのホテルにしました。
このホテルの近くのバス停からアルハンブラ宮殿まで行くバスが出ていたからです。
インターネットで直接ホテルに予約できました。2泊の予定です。もちろん、予約確認票もプリントアウトしました。
セビリアのホテルは、ユダヤ人のお金持ちの館を改装したホテルで、1泊8000円くらいだったでしょうか。
こちらはインターネットのホテルが予約できるサイトでしました。便利ですよね。
ホテルはアルカサルや黄金の塔の近くで観光にはもってこいです。また、1泊くらいは、歴史ある風情のホテルに泊まりたかったということもありました。
また、観光する予定はないのですが、帰国便がマラガを朝出発することから、マラガに一泊することにしました。
ここはユースホステルを利用することにしました。ユースホステルについてはユースホステルのホームページをご覧ください。理由は値段が2000円(2011年当時)くらいと安かったからです。
電気ポットとカップラーメンを用意した
ヨーロッパの中級くらいのホテルには、電気ポットの備え付けていないことが多いので、海外でしようできるポットと変圧器を購入しました。
また、100円ショップで、コーヒーカップとちいさなカップラーメンをいくつか購入しました。
小分けになっているお茶とインスタントコーヒーも用意しました。
カップラーメンは、ホテルは朝食だけなので、昼ご飯や夕ご飯を食べ損なった場合用に買いました。
国際電話カードを購入した
成田空港で、国際電話カードを購入しました。スペインで、夫に電話するためです。
ひとり旅なので、安全確認のため1日1回電話しました。
スペイン語の数字を覚えておいた方が良い
ところで、マラガに到着し、荷物をピックアップしようとしたところ、エアフランスの表示があるレーンには一向に荷物が出てこない。
ちょっと慌てて、空港職員らしき人に、片言の英語で荷物の場所を尋ねたところ、「ヴェンティ ウノ」と言われました。スペイン語で21です。どうも、レーンが変更になったらしいです。スペイン語の数字を覚えてきて良かった。
無事、荷物をピックアップできました。スペインでは英語で話しかけてもスペイン語で返されることも多かったです。
外国語の会話本なら指さし会話シリーズがおすすめです。海外旅行に行く前には購入しています。空き時間に眺めているだけで、簡単な単語や短文は頭に入ってきます。
絵が付いているからですよね。結構な外国語学習にもなります。
なんだか分からないままにグラナダに到着
マラガ空港から、電車でバスステーションのある駅まで移動しました。
バスステーションからALSAというバスに乗るための切符を買いました。
当時はスペイン語を勉強していて片言のスペイン語なら話すことができました。
それで、意気揚々と券売所の職員に片言のスペイン語で話しかけて、無事バスのチケットを購入でき、バスの停留場所で待っていたところ、グラナダ行きのバスが来ました。
バスの列に並んで順番に乗り込もうとしたところ、私のチケットを見たバスの運転手が、「違う」というようなことを言い、身振り手振りでバスを降りるように言われました。
訳もわからないまま、バスを降りて、近くのバスの職員に、身振り手振りを交えて、どのバスに乗ればいいかと尋ねました。
そのバスの職員は、私のチケットをみて、違うバスに案内してくれましたが、そのバスは座席が空いていない。
そして、その職員は、私が最初に乗り込もうとしたバスに、私を連れて行き、運転手と話をしていました。
結局私はそのバスに乗ることになりました。「何なんだ」と思いながら、バスの車窓を楽しんでいました。「スペインに来たぞ」と浸っていました。
しかし、途中の停留所で、ほとんどの乗客が降りてしまい、グラナダまで乗っていたのは、私ともう一人くらい。
グラナダに到着した時間も予定より大分遅い。今、考えるとやはり、そのバスは私が乗る予定のバスではなかったと思います。
無事、グラナダに到着して良かったな。
グラナダのホテル到着、早速カップラーメンが役に立つ
グラナダに到着し、市内循環バスに乗りホテルに向かいました。
途中で、バス停の名前を勘違いして、違う場所で降りてしまい、ちょっと慌てました。
次のバスに乗り、再び、間違えて降りないように、バス停の表示を眼見していました。
ホテル自体はバス停のすぐ近くで、ほっとしました。ホテルの受付の係員は英語が堪能でした。
結構遅くなっていたので、この日は、ホテル周辺をぶらぶら散歩しました。
部屋に戻って電気ポットでお湯沸かし、これまた、日本から持参したカップラーメンで夕食を済ませました。
早速、カップラーメンの出番です。
また、コーヒーも飲めて、ほっと息をつくこともできました。
カップラーメン最高♡
ヘネラリフェ(アルハンブラ宮殿の庭)は時間指定
ほっと一息をついて、そして、気がついたのです。ヘネラリフェの時間指定の紙がないことを。
ヘネラリフェはアルハンブラ宮殿内にあるイスラム建築の建物がある美しい庭園です。
ここに入るにはアルハンブラ宮殿の入場券のほか、別に時間指定のチケットを買わなければなりません。
ガイドブックを読む限り、人気の場所で、朝には時間指定のチケットが売りきれるとか。そのため、日本で予約してきたのです。
泣きたくなりました。
今みたいに、スマホがあればなんとかなったかもしれません。
ただ、当時、私は携帯用のパソコンも持っておらず、頼りは日本から持ってきたガイドブックだけでした。
マラガのバスステーションで、予約した紙を確認した時はあったことは覚えています。多分、そのときに落としたのかもしれない。
ホテルの宿泊予約なら名前を言えば、何とかなるかもしれませんが、入場指定のチケットは諦めるしかないよね。
しかし、ここまで来て、ヘネラリフェに入場できないのは悲しすぎます。
それで、アルハンブラ宮殿に行く始発のバスの時間を調べました。
入場券を販売する時間の30分以上前に到着できることが分かりました。
もちろん、翌日は早起きすることが決定しました。
早朝にアルハンブラ宮殿へ向かう
困った狸温だな
てへへ
翌日、まだ薄暗い中、ホテルを出ました。
アルハンブラ宮殿へ行くバスの停留所は前日ぶらぶら散歩している時に見つけていました。
無事にバスに乗り込んで、外を見ていると、徒歩でアルハンブラ宮殿に向かっている人たちがいました。
結構上り坂きついのに元気だな。
でも、バスがやはり早く、券売所前には誰もいず、同じバスに乗ってきた欧米系のお兄さんと私が一番前に並び、待つこと30分。。
無事、ヘネラリフェに午前中に入れるチケットを購入できました。
南国とはいえ、グラナダの早朝は寒かったです。
ようやく、到着したアルハンブラ宮殿の写真をどうぞ!
噴水が綺麗~だと思い、うっとりしていました。ヨーロッパの宮殿イメージが満載です。
ここまで、お読みくださってありがとうございました。
次回の狸温の旅日記はアルハンブラ宮殿の観光を話したいと思います。
それでは~
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