こんにちは。狸温の旅日記の管理人である狸温でございます。狸温の旅日記は、狸温が旅した場所や面白かった出来事などをご紹介するサイトです。
皆様の旅のご参考になれば嬉しいです。
今は、エジプトのナイル川クルーズ船の旅の体験をお話ししています。
前回は、エドフにあるホルス神殿などに行った話をしました。
今回は、とうとう、狸温が長年憧れていたアブシンベル大神殿に行きました。
巨大なラムセス二世の像に会えました。
ナイル川クルーズの最終地アスワン到着
とうとうこの日が来ました。
ナイル川クルーズはここで終わりです。寂しいです。
めちゃくちゃ、快適なクルーズでした。
クルーズ船の生活にも慣れてナイル川の光景になじんでいました。さよなら、ナイル川。
ここから、バスに乗り、約2時間半でアブシンベル大神殿に到着です。
今回のエジプト旅行で一番行きたかった場所です。
アブシンベル大神殿のあるアスワンは、古代はヌビアという国で、ここにはラムセス2世と最愛の妃ネフェタリの思い出の地です。
太陽の王ラムセスでは、ラムセス2世はネフェタリの大好きなヌビアにアブシンベル大神殿を建設していました。
アブシンベル大神殿に行きたかったの
ナイル川でワニが観たいって言っていたような
憧れのアブシンベル大神殿
長々バスに2時間半ほど乗り、ようやくアブシンベル大神殿に到着です。
ここは岩窟遺跡というもので、本当に保存状態が良かったです。
彫像だけではなく、壁画やレリーフも綺麗に残っているものが多かったです。紀元前1280年頃に造られたなんて思えないほどです。
ラムセス2世とネフェタリの像があります。
キャプションに使った写真ですが、あれはラムセス2世の青年時代、壮年時代、中年時代、老年時代の像です。
壁画にホルス神を見つけました。
さすが、王家の祖先の神様です。ハヤブサの顔が愛らしく見えてきました。
エジプトに来てからの狸温の神様で、大のお気に入りでもあります。お顔が気に入ったのです。
ホルス神は偉大な神様なのできちんと壁画にも残っています。
このヌビアにあるアブシンベル大神殿までは、コプト教徒も来なかったので、壁画も破壊されないまま、綺麗に残っていました。
本来、この遺跡があった場所は、アスワンダムの建築で水没する予定だったため、1964年に4年かけて現在の場所に移築したとのことです。
ものすごく大変な作業だと思います。
しかし、この遺跡は、どんな労力をかけても、残さないとならないと思うのは当然っていうレベルの遺跡です。
それに、砂漠の国で、水はもっとも大事なものなので、ダム建設を辞めることは出来なかったでしょうにね。
この絵は、真ん中がラムセス2世で、両側の女性はネフェタリと第二王妃だったイシスですかね。皆様細く、美しくてうらやましい。
厳かな壁画ですよね。
「太陽の王ラムセス」を読んでから、ネフェタリは聡明で清楚で美しく、イシスは、おしゃまで元気で可愛らしい女性のイメージがついています。
ラムセス2世は偉大なる精神の持ち主です。狸温はドジな凡人なので、この3人には凄く憧れます。
これは、カデシュの戦いの壁画。ラムセス2世が戦車に乗っている姿です。勇ましいですよね。
この壁画も含めて、アブシンベル大神殿は本当に素晴らしかった。
やはり、エジプトに行くなら、アブシンベル大神殿まで足を伸ばすのがおすすめです。
壁画が綺麗すぎて、「本当に新王国時代のものなの?」と思うレベルの高さですよ。
まあ、アブシンベル大神殿がある地域は古代はヌビアという国で、エジプトの属国でしたけれども。
「太陽の王ラムセス」でも王はヌビアがお気に入りで、自分の像と最愛の妃ネフェタリの像を建築していました。
また、聡明で美しいヌビア人の召使いも登場します。
こちらは、パピルス屋さんで購入したカデシュの戦いの絵です。今でも狸温のお気に入りです。
アブシンベル大神殿の目の前がアスワンダムです。
そもそも、アブシンベル大神殿はこのアスワンダムを構築中に発見されたとか。
写真が少しもやがかかっていますが、巨大な湖のようでした。砂漠の地を潤す水って神秘的な気がします。
アスワンダムも美しい。この先がスーダンです。そこにナイルワニはいるのですね。
さすがにスーダンまでは行けません。ナイルワニは熱川のバナナワニ園で見ることにします。
アスワンで食べた食事も美味しかったです。
オベリスクの見学
アブシンベル大神殿の見学が終わった後は、未完のオベリスクの見学です。
こんな巨大なオベリスク、誰が、何のために造ろうとしたのだろう。
横たわっていますが、完成していたら、立っていたのですよね。凄いですよね。
その姿も見てみたかったです。
オベリスクって神殿とかに立てられた記念碑という意味らしいですが、こんな大きな記念碑を神に捧げるという。。。壮大なロマンなのかしら。
空路でカイロへ
いよいよ、エジプト旅行の終盤です。空路でカイロに向かいました。カイロで2泊して旅が終わります。
ナイル川クルーズでの旅は、時間がゆっくり流れる感じでしたが、今回は、バスの長旅で凄く疲れました。
エジプト紀元前に巨大建築物多いですよね。
今のような建築技術というか、機械はなかったでしょうに、大変です。
観光客の狸温たちは、ただ、ただ、凄くて驚くだけです。
今回のお話はここまでです。お読みくださってありがとうございました。
次回はカイロのピラミッドに登った話が出てきます。
それでは~また。
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